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[ DVDレコーダーの基礎知識 ]

DVDレコーダーの録画モード

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 HDD、DVDとも、録画するときに録画画質を設定することが出来ます。DVDレコーダーの録画時間、録画モードの種類、使い方について説明します。

DVDの各記録方式についてはDVD記録方式の違い(ビデオモードとVRモード)をご覧下さい。

ブルーレイレコーダーの録画モードについてはブルーレイレコーダーのページをご覧下さい。

標準モード(SP)での録画時間はDVD2時間分

 録画モードはHDD・DVD共通で、HDDに録画するときもDVD1枚に何分(何時間)収録できるかを基準に画質表記が決められています。標準モード(SP)画質ですと、DVD1枚に約2時間の録画が出来る容量を使います。標準モード(SP)画質でHDDに2時間録画した番組は、通常のDVDにダビングすると1枚にピッタリ収まります。
(HDDには、容量200GBの機種だと標準モード[SP]で約90時間録画可能)

録画用のDVDのパッケージには このように(楽天DVDコーナー 写真あり) 120分録画用と書かれています
標準モード(SP)で120分ということになります

 画質を落とせばさらに長時間の録画が可能です。また、逆に画質を最高画質に設定するとDVD1枚に約1時間と短くなります。高画質だと収録時間は短くなり、低画質にすると収録時間を長くできるということになります。機種により違いますが、1時間から8時間の間で設定可能です。

 また、HDDに録画する場合にも、綺麗に見たい場合はSP以上の高画質なモードで録画、HDDの容量が残り少なくなったときや画質を重視しない番組は容量節約でLP等の長時間モードで録画、というように状況に応じて番組ごとに録画モードを使い分けることができます。つまり1台のHDD内で異なる録画モードを混在できます。DVDも同じように混在できます。

各モードの録画時間と画質の目安

 DVDに2時間録画できる画質が標準モード(SP)となっていて、通常はその画質で録画しますが、長時間のLPなどや高画質のXPとの画質の違い、VHSなどと比べた画質の目安と各モードのDVD1枚への録画時間を下の表にまとめました。

 テレビ画面の大きさや番組内容にもよりますが、DVDに4時間録れるLPモードですと汚く感じると思います。それ以下画質を下げていくに従いさらにノイズも増えたぼやけた画質になっていきます。

 きれいに残したい場合は最高画質(XP等)や標準モード(SP)、またはそれに近い画質で録画することをおすすめします。また、テレビの画面サイズが小さい場合はLP等の低画質なモードでもある程度きれいに見えますが、大画面テレビで見ると大きく映って画質はぼやけ、ノイズもハッキリとわかるようになります。今より大きなテレビで見ることを考えた場合、保存にはあまり低画質なモードを使わないように気をつける必要があります。

 DRモードはデジタル放送をHDDだけに録画可能なモードです。DVDにダビングできますが、その時に画質はXP以下に変換されます。

各録画モードの録画時間と画質の目安

録画モード DVD1枚への
録画時間
おおよその画質の目安
DR ※
(HDD専用)
録画不可 ハイビジョン・標準画質(SD)の放送画質
そのままで、録画時の画質劣化無し
(DVDにはXP以下の画質に変換ダビング)
XP 約1時間 市販DVD以下〜S-VHS 標準モード並
 [SPに比べてノイズが減る]
SP(標準) 約2時間 VHS 標準モード並
 [動きの程度、場面によってはノイズが出る]
LP 約4時間 VHS 3倍モード以下
 [SPより画面がぼやける。ノイズも激しくなる]
EP 6時間 VHS 3倍よりノイズが増え、かなりぼやける。
 [全面的にぼやけて、動きもぎこちない感じ]
※DRモードは ハイビジョンレコーダーのデジタル放送でのみ使えるモードです。
メーカーにより上記以外のモード
があります。
また、呼称が違う場合もあります。
上記はおおよその目安です。
動きの激しいシーンではこれより画質が落ちます。

大画面テレビで見る場合、画質が悪く感じる
場合があります。
 

 このほか、DVD1枚にピッタリ収めるよう調整するFR等と呼ぶモードもあります。
後述

デジタル放送の録画モード…DRモード

デジタル放送ではDRモードでそのまま録画可能

 デジタルチューナー搭載機種では、デジタル放送の録画はHDDにのみ、放送された番組をそのままの画質で録画する「DRモード」(またはTSモード等)でハイビジョン映像もそのまま録画することができます。

DRモードはHDDにのみ録画可能、DVDに移すと標準画質に変換

 DVDレコーダーではDRモードで録画できるのはHDDに限定されますので、番組をHDDからDVDに移す場合は標準モード(SP)等の標準画質(SD)に変換され、ハイビジョンではなくなります。その時、画質を変換しながらのダビングになりますので、高速ダビングはできません。録画時間と同じ時間(実時間)がかかります。

 デジタル放送の番組も、アナログ放送と同じようにHDDや直接DVDに標準モード(SP)やXP等の標準画質(SD)で録画することもできます。(メーカー・機種によりできないものもあります)

ブルーレイレコーダーでのDRモードについて
 ディスクにハイビジョンで録画できるブルーレイレコーダー(機種・価格一覧)では、DRモードはHDDだけでなくブルーレイディスクにも録画できます。
[ブルーレイレコーダーについてはブルーレイレコーダーのページをご覧下さい]

[デジタル放送の録画については2番組同時録画とデジタルチューナーのページをご覧下さい。]

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DVD1枚にピッタリ収める録画も可能…FR 等

 保存する予定のある番組は、録画予約時に録画画質を考えておくと後で手間がかかりません。(ダビング時に画質を変換すると、変換による画質劣化も起こります。)

 例えば、2時間半の番組は標準モード(SP)ではDVD1枚に入りません。4時間録れるLPにすると画質が落ちてしまい収録時間に無駄が多いですのでこの場合SPでもLPでもなく、自動調整モード「FR」等と呼ばれるDVD1枚にピッタリ収まる画質に設定することも出来ます。レコーダーが自動的に計算して画質を調整してくれます。

さらに細かい設定ができる機種も

 録画画質をマニュアル設定出来る機種は自分で好きな段階に手動で設定することも出来ます。例えば、SPとLPの間の3時間収録できる画質で1時間だけ予約録画するということが可能です。この場合DVD1枚に1時間番組を3回分収録できます。その他、DVD1枚で1時間20分や3時間半、もっと長時間で6時間15分のモードにするなど自由自在に設定できます。

 自動調整モードの場合は1番組の予約で必ずDVD1枚分すべてを使う画質になってしまいますので、このような細かい設定が必要な場合は画質のマニュアル設定が可能な機種を選ぶ必要があります。

長時間番組は複数枚分割で高画質を維持

 DVD1枚の録画時間は標準で2時間ですので、3時間や4時間、5時間の長時間番組を1枚のDVDに収録しようとすると低画質な長時間モードを使うことになってしまいます。HDD付きのDVDレコーダーは編集が出来ますので、例えば3時間の番組を標準画質(SP)より落とさずに保存したい場合、標準や最高画質、マニュアル設定画質でHDDに録画して、後でDVD2枚又は3枚に分けてダビングすることも出来ます。この場合、以下の分割例のようになります。

3時間番組の分割例

録画後の画質変換もできるが画質劣化等に注意

 例えば、HDDに標準モードで4時間録画したがどうしてもDVD1枚に収めたい場合、ダビング時に4時間収録できるLPモードに変換してDVDに録画することもできます。その場合、変換時のロスで画質が落ちてしまいます。また高速ダビングは出来ず、ダビングには録画時間と同じ4時間かかります。

 この場合、テレビ放送を標準モードで録画した段階で少し画質が落ち、さらにそれをLPモードで録画し直すことになりますから、テレビ放送を直接LPで録画するよりもさらに画質は悪くなってしまいます。また、LPで録画したものを標準モードに変換しても画質がよくなることはありません。これも少し落ちてしまいます。

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